夢のまにまに


藤田まことがテレビ時代劇が作られなくなった現状を嘆いて引退を決意するという夢を見た。

老朽化した人を吊り上げるための撮影装置が壊れ、その向こうで呆然と項垂れている藤田まことの姿を見て涙するオレ。
二人で壊れた装置を見て行ったこともない撮影所の衰退をひしひしと感じながら、ただ呆然とその光景を見つめていた。
途中で藤田まことは既に亡くなっているということをコトを思い出すと、その姿は武田鉄矢になり、武田鉄矢がもの哀し気な表情を見せるとBGMに中村雅俊の「一瞬の愛」が流れ始めそこで目が覚めた。

目には本当の涙が溢れていた。