風邪の喉の痛みにホット練乳をお試しあれ


もう子どもの頃の話しなンで、20年も30年も前のコトだが、風邪をひくとよく扁桃腺を腫らす子どもで、年に1〜2度は必ず医者や親から喉にルゴールを塗られていた。

rugoale

割り箸の先に脱脂綿を巻き付け、それをルゴールで浸して喉の奥に塗り扁桃腺を焼く。

「焼く」という表現が適切なのかはわからないが、当時は親も、医者も「焼く」と云っていたように記憶している。

喉の奥に異物を突っ込まれるのだから、当然ゲーゲー云って、あとにはなンとも云えない薬臭い後味が口の中に残ったっけ。

年を重ねるにつれ、いつしか風邪をひいても扁桃腺を腫らすコトもなくなり、ましてや、よっぽど重い症状にならない限りは病院へも行かなくなったこともあり、喉を焼かれてゲーゲー云うコトにはならなくなったが、時には喉に違和感を抱くコトはある。

そンな時にオレがよく飲むのが「ホット練乳」だ。

コーヒーカップなどに、思わず「オイオイ」と云いたくなるくらいの量の練乳を入れ、そこに熱湯を注ぐ。作り方はただコレだけ。量に関しては、好みで十分だと思うが、少し甘すぎるくらいがイインじゃないだろうか。

肝心なのは飲み方で、熱いうちに口に含み、飲みこむ前に喉の奥にほんの数秒とどめてから飲みこむ。熱消毒みたいなもンだが、ホットミルクなどよりも練乳が適度なとろみを出して喉の奥にとどまってくれてそれなりに効果があると思っている。

もちろんコレはなンの根拠もない民間療法。いや、療法とも云えないおまじないみたいなもの。昔、弟がやっていた「腹を下した時には水溶き片栗粉を飲む」ッてのと同じくらい怪しいおまじないだ。

「ちょっと喉がイガイガするな」程度の喉の不快感や、病院へ行くまでのちょっとした間に合わせ程度に試していただけたらと思う。

Leave a Reply