インフルエンザにやられて２日ほど寝込んでようやく回復してきた８日午前３時。新しいiPadの発表イベントが開かれました。

新しいiPadです。

そうです。『新しいiPad』です！

予てから『iPad 3』、そして直近になってから『iPad HD』になるのではないかと噂されたものの、イベント中遂に、そのいずれの名称も使われず、始終「The new iPad」。そのためか、翌朝の一部のテレビの報道などでは今回発表されたのは『iPad 3（またはiPad HD）』という新型ではなく、iPhone 4がiPhone 4Sへと進化したような「iPad 2のマイナーアップデート」程度の捕らえ方しかしていないのが面白かった。

もちろん、この『新しいiPad』は立派にメジャーアップデートと呼べるだけの進化をしている。

液晶画面は2,048×1,536ピクセルのRetinaディスプレイとなり、メインカメラは5メガピクセルでフルHD動画の撮影が可能。データ通信は4G（LTE）採用で、より高速なテータ通信が出来るようになりました。

ただひとつの懸念は、この4G回線への対応で、現状、iPadの唯一の通信キャリアであるSoftBankが対応しているのか、ということ。
SoftBankは先月、4G回線を利用したデータ端末を発売し4G開通を強調してはいたが、現在のサービスエリアは政令指定都市に限られていて、田舎では当面この高速回線の恩恵を受けられないことになる。これは、この「新しいiPad」に限ったことではなく、年内に発売されるであろう次期iPhoneにも当てはまる、いや、iPhoneにとってはもっと深刻な懸念事項だったりする。

ま、これは、SoftBankが今後、より一層本腰を入れてサービスエリアの拡大に励んでくれることを祈るしかなく、この期待に応えてくれなかった時にはauに乗り換えるいい機会になるだけのことだったりする。

そンな心配事とは全く関係なく、「新しいiPad」は当面お預け。理由は言わずもがなだ。iPhone 5発売時に、またiPad ０円からキャンペーンやってくンないかなぁ、孫さん。